小学生や中学生の
選手にとって、

地域や県の選抜である

「トレセン」

に選ばれることは、

一つの目標になっている
選手も多いと思います。


トレセンに入ることで、

いつもとは違った雰囲気、

レベルが高い選手との
トレーニングを通して

成長できる一つの
キッカケの場にもなると思います。


ただし、

トレセンに選ばれることについて

今回お伝えしたいのは

「トレセンに選ばれることによる注意点」

です。


トレセンに選ばれるには

トレセンの指導者に
認められなければなりません。


当然、「選抜」するので

選ばれない選手が出てきます。


この時に、

選ばれたことによって
満足してしまったり、

選ばれていない選手を
見下したりする選手は

間違いなくトレセンには
行かない方がいいと思っています。


選手にとって成長の妨げになるのは
「向上心を持たなくなること」です。


トレセンに選ばれると

自分のことを上手いと
思って努力しなくなる

注意点もあります。


もちろんトレセンを
否定しているわけではなく、

このような注意点を除けば
かなり刺激のある場所だと思います。


実際、僕奥平も子供時代の
県トレセンでの活動は

一つの大きな
ターニイングポイントになりました。

僕が良かったなと思うことは、
そこで大きな挫折を経験できたことです。


宮古島でサッカーを始めた僕は

小学生時代、常に自分が中心で
活躍できていたため、

少し調子にも乗っていました。


ところが県トレに行ってみると、

周りの選手が上手すぎて
全く歯が立たないのです。

完全に鼻をへし折られました(笑)

同時に、「世界は広いな」

と当時の幼い僕は感じていました。
(当時、宮古島以外は海外だと思っていました、笑)


県トレでその挫折を味わったことで

その後の自分自身の
サッカーに対する姿勢は

明らかに変わりました。



トレセンに選ばれることで
良い方向に働くのは、

自分のレベルに気付いて

「もっと頑張らないとな」

と思える選手です。

例えば、

県トレには選ばれたけど
九州トレセンには選ばれなかった、

選ばれた奴らと
自分は何が違うのかを考えて
努力できる選手は

トレセンに行く意味が
あると思います。


トレセンは、

選手によっては
少し注意は必要ですが、

間違いなく

選手達の刺激になる場

成長のキッカケとなる場
になります。


もし、トレセンに行くのであれば

「満足したらそこで終わり」

ということも頭に入れて
臨んでほしいと思います。


幼い頃のタクヤコーチが感じたように、

世界は広いですよ!( 笑)

世界どころか、

小さな日本にだって
すごい選手がたくさんいます。


逆に今トレセンに
入っていない選手も

そこで落ち込む必要は
全くないです。

むしろ悔しい思いを
している分、

その気持ちは自分次第では
大きなパワーにもなります。

小学生、中学生でトレセンに
入っていなくても

プロに行った選手はたくさんいます。

大切なのは、

常に上手くなりたい
という気持ちを

本気で持ち続けられるかです。




ぜひ選手達には、

常にあくなき向上心を持ち続けて

サッカーに取り組んで
ほしいと思います。





奥平 卓也