【子供達にも伝えたい宮古島の伝統】

 

「宮古島のアララガマ魂」

先日行われた県民体育大会に

 

宮古島代表として出場させて頂き、

 

準優勝することができました。

 

 

 

70年の歴史のあるこの大会で

 

宮古島が決勝進出を果たしたのは史上初だそうです。

 

なぜ宮古島が今回ここまで躍進できたのか。

 

 

今回この大会を通じて、

 

良い意味で僕自身(奥平コーチ)のサッカー観を裏切られたので

 

それをここに綴ってみようと思います。

 

宮古島の準優勝を支えたもの。

 

それは宮古島伝統の「アララガマ魂」でした。

 

 

 

県民体育大会とは?

 

県民体育大会とは、

 

県民のスポーツの普及、発展、健康増進を目的とし、

 

各市町村の代表がそれぞれの競技で競い合う一大イベントです。

 

 

僕自身(奥平コーチ)初めてこの大会に出させて頂いたのですが

 

想像していた以上にレベルの高い大会でした。

 

 

出場できる選手はアマチュア選手で、

 

沖縄県民であれば出場できることになっているため、

 

沖縄SVの選手や、

 

九州リーグを戦う海邦銀行の選手等も参加しています。

 

市町村によってはタレント揃いのチームもありました。

 

 

僕は元々生まれも育ちも宮古島で、

 

今回縁があって僕の幼馴染からのお誘いがあり、

 

宮古島代表として出場させて頂くことになりました。

 

 

いつか何かしらの形で故郷宮古島に恩返しがしたいと思っていたので、

 

自分が得意なサッカーで

 

この大会を通じて宮古島のために戦うことができることに

 

とてもワクワクしていました。

 

この大会にかける気持ちは本当に強かったです。

 

 

宮古島代表は少し特殊で、

 

宮古島在住組と本島在住組がちょうど半々ぐらいのチーム編成でした。

 

サッカー日本代表で例えると、

 

国内組と海外組が半々っていうイメージです(偉そうな例えですみません、笑)。

 

 

もちろん離島だと予算の関係もあるので、

 

チーム全員が合同で練習できる機会は一度もありませんでした。

 

ほぼぶっつけ本番のようなものです(笑)

 

大会前日に全体ミーティングを行ったのですが、

 

そこでお互い初めて顔合わせをする選手の方が多くいました(笑)

 

 

僕たちはお互いの特徴や、プレースタイル、

 

名前と顔の一致すらしていない状態で今大会に望みました。

 

 

 

宮古島ならではの団結力。

 

今大会はとても過酷なスケジュールで、

 

2日間で4試合を戦い抜きました。

 

2日で4試合なんて高校や大学でもやったことがありません(笑)

 

翌日にはフルマラソンを走った以上の疲労感で

 

痛くないところを探す方が難しいくらい全身バキバキでした(笑)

 

 

冒頭にも書いた通り、

 

宮古島は結果として準優勝という成績を収めます。

 

初戦は味方チームのプレースタイルを確認する作業から始まり、

 

徐々にお互い感覚を掴み、

 

短期間で信じられない程チームはまとまっていきました。

 

決勝戦では今まで何年もやってきたかのような感覚もありました。

 

 

宮古島の人たちは

 

昔からお互いに助け合いの精神が強く、

 

ことあるごとにお祝いをするのが大好きです。

 

困っていたら助け合う、

 

何か良いことがあれば皆で喜ぶ、

 

これは宮古島特有の素晴らしい部分であり、

 

この短期間でチームがまとまったのも、

 

島特有の気質から生まれた一体感だと感じました。

 

 

 

準優勝を支えたアララガマ魂

 

宮古島には

 

「アララガマ魂」

 

という方言があります。

 

これは「なにくそ、負けるもんか」という気質を表す言葉で、

 

宮古人の心の支えとなる島言葉です。

 

 

今回僕個人的には

 

この「アララガマ魂」が

 

このような成績に繋がったと思っております。

 

 

サッカーはとても面白いスポーツで、

 

誰もが強いと思うチームに格下のチームが勝つ

 

いわゆる「ジャイアントキリング」

 

が頻繁に起こったりします。

 

今年のロシアW杯でも度々見られたと思います。

 

 

今回の宮古島代表も、

 

経験や所属チームのレベルだけを踏まえると、

 

他のチームと比べ決して強いチームとして

 

見られていなかったと思います。

 

しかし、

 

宮古島代表はそれを物怖じせず、

 

全試合を通じて一人一人が

 

熱い気持ち、

 

「アララガマ魂」を持って戦いました。

 

ボールを取られた選手は全力で取り返しに行く、

 

それをチーム全員でもカバーし合う、

 

味方のために走る、

 

選手だけでなくベンチも含め全員で声を出し合う、

 

失点をしても一人一人が諦めていない、

 

そして、得点をすると全員が一丸となって大喜びする。

 

もちろん精神的な部分だけでサッカーは出来ませんが、

 

今回このような結果が出たことにより、

 

改めて熱い気持ちを持って戦うことの大切さを

 

身をもって感じました。

 

 

 

子供達にも伝えたい宮古島の伝統

 

これまで、

 

僕自身子供達には技術面を伝えることが多く、

 

このような気持ちの部分はあまり伝えてきませんでした。

 

 

しかし今大会を通じて、

 

技術面だけでなく、

 

このような「気持ち(ハート)」の部分も

 

同時に伝えていくべきだと強く思いました。

 

 

熱い気持ちを持って戦える選手は、

 

結果的に攻撃から守備、守備から攻撃

 

の切り替えの速さに繋がったり、

 

味方のためにスペースを空ける走りが出来たり、

 

試合中に鼓舞する声かけが出来たり

 

と、プレー面にポジティブな影響が出てきます。

 

それは時に技術や戦術を超えることもあります。

 

今回宮古島の方々と共にプレーしたことによって、

 

僕自身本当に多くの学びがありました。

 

「アララガマ魂」とまでは言わなくても、

 

熱い気持ちを持って何かに取り組むことの大切さ

 

は子供達にも伝えていきたい部分だと感じました。

 

 

 

今回は準優勝でしたが、

 

もちろん優勝出来なかったのはとても悔しかったです、、。

 

同時にこうやって熱い試合が出来るのは

本当に幸せだと感じたと同時に、

 

まだまだ現役はやめられないと思う一つのキッカケにもなりました。

 

 

今回サポートしてくれた多くの方々や、

 

会場まで応援に駆けつけてくれた方々、

 

全ての人に感謝です!

 

本当にありがとうございました!!

 

 

奥平 卓也

 

 


 

県民体育大会REGATEスタッフ成績

 

奥平卓也コーチ:宮古島代表 準優勝

佐久川好平コーチ:島尻郡代表 3位

比嘉翔耶コーチ:豊見城代表 グループリーグ敗退