FCバルセロナの
育成年代(U-11年代)が
トレーニングを行う、

「バルサアカデミー」の
視察をしてきました。
※普段は一般公開していないですが、
今回は特別な許可を頂き見学させて頂きました。


バルサアカデミーが
行われていたのは

「ラ・マシア」と呼ばれる
バルサの育成施設です。


あの久保建英選手も
ここで少年時代を過ごしています。


グランドの様子は
外からは一切見ることが出来なくて、

大きな門で囲まれており
厳重な警備で囲まれいていました。


選手たちはここの寮で
チームメイトと生活も共にします。


ご両親でさえも
特別な時にしか入れないぐらい、

とことんサッカーの
育成に集中してもらう施設です。


写真にあるキレイなグランドは
8面ほどありました(笑)


普段選手たちは
この素晴らしい環境の下
トレーニングを行い、

バルサメソッドを
徹底的に学びます。



トレー二ングは約90分ほど。


僕が見たのは、
8歳~10歳の選手たちでしたが、

この日はほとんどが
ボールポゼッションの
トレーニングでした。


人数は少し変えたり、

フリーマンを加えて
数的優位を作れるよう
にしたりはしますが、

基本的には
ボールを保持しながら、

受ける、動く、パスを出す
を繰り返します。


意外だったのは、

練習中コーチたちは

常に細かい指示を
出しているわけではなかったことです。

ただ、長い時間ポゼッションの
トレーニングをしているため、

選手たちはその中で失敗もするし
上手く回せる時もあります。 

 
もちろん伝えるべき部分は
練習を止めてでも伝えることは
していましたが

バルサのコーチ達は

選手達にプレーを
続けさせることで

選手達自身に
考えさせるようにしてました。


特に僕がすごいと
思ったのは、

「コントロールオリエンタード」
がこの年代ですでにしっかり
出来ていたことです。

コントロールオリエンタードは
簡単に言うと、

トラップする時に
次のプレーにつながるように
コントロールすることを指します。

ボールの置き所、
トラップした時の体の向きが

普段から意識やってることを
見て感じ取れました。


FCバルセロナの
あの伝統的なポゼッションサッカーは

この年代から確立させていることを
強く感じることが出来ました。


ただし、

僕が見ただけでも
50~60人ぐらいの
子供達がいましたが、

この中からトップチーム(プロ)
に上がれるのは、

多くても2~3名ぐらいです。

もしかしたら一人もいない
年代もいるかもしれないです。


バルサの「ラ・マシア」
から育った選手として

メッシがもっとも
有名だと思いますが、

彼らには必ず
「武器」があります。


プロになる選手の
大きな違いは

最終的に人よりも優れている
「武器」があるかないかです。


実際にバルサの下部組織の
選手達はポゼッションをやらせたら
みんな上手いそうです。

でもそれだけでは
プロにはなれない。


バルサのアカデミーを視察して

自分の「武器」を
磨き続けることの大切さを

改めて感じました。





タクヤコーチ