サッカー選手において
切っても切り離せない
「体のケア」
今日は
「体のケアって本当に大事だよ!」
という話をしたいと思います。
サッカーをやっている限り
ケガのリスクとは常に隣り合わせであり、
選手である以上
一番気を遣うべき部分です。
先日引退した
内田篤人選手も
長年苦しんだ右ヒザのケガが原因で
引退されました。
実力的にも年齢的に
もまだまだやれたであろう
内田選手ほどの才能があっても、
「ケガ」は選手にとって
致命的になりかねません。
実際に僕もこれまでのサッカー人生で、
才能ある選手が
ケガに泣かされてきたことを
多くみてきました。
それほどサッカー選手にとって
「ケガ」は最大の敵であり、
一番恐れるものです。
「ケガ」の種類を分けて考える
一言に「ケガ」といっても
サッカーの場合
・どうしようもないケガ
・防げたケガ
と大きく2つに分けられます。
「どうしようもないケガ」
というのは
「接触」によるケガです。
打撲や接触による捻挫などが
これにあたります。
サッカーは「ぶつかり合う」
スポーツでもあるので
アクシデントによるケガに関しては
全てではないですが、
どうしようもないことも多いです。
もう一つ
「防げたケガ」については、
準備不足や疲労の蓄積によるケガです。
肉離れだったり
※肉離れは接触で起こることもあります
オスグット(膝の痛み)、
シーバー病(かかと部分の痛み)
腰椎分離症(腰の痛み)
などが挙げられます。
この「防げたケガ」は、
普段の行動や意識、
つまり「体のケア」を心がけることで
防げることが多くあり、
ここを怠ってのケガは
本当にもったいないです。
大好きなサッカーを
ケガでできなくるのは
本当に苦しいことなので
子供たちにも今のうちから
「体のケア」については、
めちゃくちゃ気遣ってほしいと強く思います。
とはいえ、
「体のケア」といってもどんなことがあるのか。
特に大切なことを4つに分けて
簡単に説明します。
サッカー選手ができる体のケア
1.ストレッチをしっかりやる
これはケガ予防の基本中の基本ですが、
一番効率的に簡単にできる方法だと思います。
ストレッチはケガの予防だけでなく
コンディションの安定や
パフォーマンスの向上にもつながるので
ぜひ習慣化してください。
練習前や練習後ももちろん、
オススメは自宅に帰ってからも
風呂上がりに15分程度ストレッチをすることです。
僕自身、
中学生の頃から毎日、
今も欠かさず
風呂上がりのストレッチを続けていますが、
「防げたケガ」をしたことは
ほとんどありません。
ついでに体が柔らかくなると
体のキレも増します。
風呂上がりのストレッチをすることで、
翌日に疲労を残さないことにもつながります。
今回僕が一番伝えたい大切な「体のケア」です。
今度僕がやってるストレッチ法も
紹介したいと思います。
ストレッチって
習慣化することが一番の壁だと思いますが、
習慣化する方法として一番いいのが
「何か好きなことをしながらやること」です。
僕の場合スマホでYouTubeや、
ニュースを読みながらストレッチしてます、笑
中学生の頃はそれが漫画を読みながらでした、笑
とにかく好きなことなら
テレビを見ながらでも、
ゲームをしながらでも
なんでもいいので、
最初は好きなこととセットで
ストレッチをやることから
始めてみて下さい。
2.しっかり休む
これも非常に大切なことです。
日本は「がんばることが美徳」
みたいな風潮もありますが、
休むことも練習のうちの一つと考え、
休む時はしっかり休みましょう。
日本ではあまり見られませんが、
海外の子供たちは
プロと同じように
リーグ戦がない時には
しっかりオフの期間があります。
まとまったオフの期間が取れなくても、
完全に休みの日を定期的につくるようにはしましょう。
練習の時間を確保することは
良い選手になる上で当然必要なことですが、
ただ長くやればいいってわけではありません。
無理をしてケガをしてしまうと
結局ケガの期間は
サッカーをできなくなってしまいます。
疲れてると感じたら
思い切って休むことも一つの手です。
むしろそっちの方が
その後の練習の質も上がったりします。
自分はここに関しての後悔がすごくあります。
学生の頃は
ただひたすら練習をやればいいと考えて
自主練の鬼のように、
チームの練習以外でも
とにかく練習しまくってました。
今考えると疲れてる中でやった自主練は
あまり効果的じゃなかった気もします。
子供たちには
僕のようにはなってほしくないので
自主練をやるときには
しっかり体のコンディションには
気を遣いながら取り組んでください。
3.専門家に定期的に体を診てもらう
体は自分で気づかないところで
問題をかかえていたりします。
スポーツ系に強い整骨院などで
マッサージを受けたり、
体を触ってもらうことも大切なケアの一つです。
僕も実際に週に1回は
整骨院に通って
体を診てもらうようにしています。
事前にケガを防げるようにほぐしてもらったり、
自分に足りない筋力トレーニングを
指導してもらえたりします。
子供たちにとっても、
毎週とは言わなくても
定期的に整骨院などに通うことをオススメします。
もちろん多少はお金もかかってきますが、
自分の体への投資は決して無駄になりません。
これでケガが防げたり、
パフォーマンス向上につながるのであれば
非常に効率の良い投資だと思います。
もし可能であれば、
自分の行きつけの整骨院を見つけて
通ってみることも取り入れてみて下さい。
4.「痛い」「休みたい」といえる環境づくり
これは選手がというよりは、
チームや家庭内で努力するべき部分だと思いますが、
選手が素直に
「痛い!」
「休みたい」
と言える環境づくりも大切です。
「休んだらチームに迷惑をかけてしまう」
「練習を休んだら試合に出させてもらえない」
というような意識から
自分の抱えてる問題を周囲に伝えられずに、
どんどん悪化させてしまうケースもあるかもしれません。
サッカー選手は体が資本です。
甘えやサボりで休むのはもちろん違いますが、
練習が100%でできるのか、
本人の意思だけでなく
保護者や指導者からも
積極的にアプローチしてあげることも大切です。
指導者によるチームの雰囲気づくりも
ケガの予防や悪化防止につながります。
まとめ
以上が、「体のケア」の主な例でした。
他にも、
姿勢を良くするや、
足に合ったシューズを履く
アイシングを行うなど、
色々やれることはありますが、
特に今回あげた4つができれば
防げるケガも少なくないはずです。
特にストレッチ!!!笑
これはもう絶対に習慣化して下さい!笑
前にスクールのオンラインレッスンで
ストレッチをやりましたが
みんな体が硬かった…笑
ストレッチは継続すれば
必ず効果が表れます!
ぜひ今のうちから取り入れてみて下さい!
「体のケア」は良い選手になるためにも
とても大切なことです。
「練習以外の部分」も
トレーニングの一環としてとらえ、
日頃から心がけて取り組んでいきましょう^ ^
★以前に動画で出した「長友選手のストレッチ法」もオススメなので、ぜひ動画を見ながら実践してみて下さい!
タクヤコーチ