前回は、
卒業生に向けての
ブログを書きましたが、
今回は、あと数年以内に卒業する
6年生や高学年の子たちに向けて
「進路」についてのお話ししたいと思います。
１年はあっという間なので、
早めに伝えさせてください。
パパさん、ママさんにも
知っておいてほしい内容です。
【部活かクラブチームか？】
中学年代にどのようにサッカーに取り組むか。
もし、サッカーでより高い
レベルを目指すなら、
この時期は今後のサッカー人生を
左右する一番大切な時期です。
小学生で身につけた技術を
今後上手く活かしきれるかどうかは
とにかくこの３年間にかかっています。
この時にサッカーを学ばないと
後々苦労します。
僕がそうでしたが、
ある程度のレベルまでいって
それ以上に行けなかった(プロになれなかった)のは
確実に中学３年間の
濃度の差だったと思っています。
判断力や戦術面、
つまりサッカーをより深く学ぶには、
サッカーに対して
情熱を持って取り組んでいる、
サッカーを学び続けている、
そんな指導者の下で
サッカーが出来る環境が
絶対に必要です。
技術はある程度
自分でも磨けますが、
ここの部分に関しては
１人でやるには限界があります。
とにかく環境面が重要になってきます。
僕は中学卒業まで
宮古島で育ちましたが、
当時はクラブチームに
進むという選択肢はなく、
部活動でサッカーをすることが
一般的な流れでした。
部活動に対して
注意しなければならないのは、
そこにサッカーを学べる
環境があるかどうかです。
学校によっては
サッカーの指導者以外の先生が
顧問になることもあります。
僕が中学の頃は
まさにそのパターンでしたが、
顧問の先生はほとんど
練習に来れていませんでした。
これはもちろん先生が悪いのではなく、
学校の部活動の構造に問題があります。
サッカー経験
もしくは指導経験のない先生が
顧問になる例も少なくありません。
その先生がサッカーを
教えられるかを問われれば
やはり限界があると思います。
僕がもし今から野球を教えれ
と言われたら絶対無理ですもん、笑。
そこにはいくら勉強しても越えられない
野球の経験年数と練習の積み重ねがある。
そしてなにより、
中学の部活動は引退が早い。
早いところでは中学３年の6月〜8月に
引退するケースがほとんどです。
卒業して高校入学するまで
７〜９ヶ月もあります。
この期間、
クラブチームの子たちは
質の高いトレーニングを続けています。
そこから高校入学後
よーいドンで横並びでスタートしたら
どうなるでしょう？
当然部活動出身の子たちが
クラブチーム出身の子たちの
クオリティやコンディションに
勝てるはずがありません。
(たまに才能だけでやれてしまう子ももちろんいますが…)
引退から次のステージに行くまでに
あまりにも期間が空きすぎます。
【どこを目指すかで必要な環境も違う】
最近はクラブチームが増えてきて、
部活動ではなく、
クラブチームへ行く流れも
一般的になってきました。
選択肢が増えたことは
シンプルに素晴らしいことだと思います。
決して、部活動で
サッカーをすることが良い悪いの
話しをしているのではなく
自分がどこまで求めるかで
どの環境に身を置くのかが重要です。
将来はより高いレベルでの
プレーを目指したい、
プロを目指したい
と考えているのであれば
当然そこを目指すための環境に
身を置くことは必要だし、
ただ楽しく、
仲間とサッカーができれば
それだけで幸せ、というのであれば、
部活動でのサッカーを
選ぶことも立派な選択です。
大事なのは、
目標や将来進みたい方向を見据えて、
それに合った環境に
身を置くことが重要です。
今、小学6年生の子や
中学３年生の子は特に、
この１年間で進路も
考えないといけない時期だと思うので、
今のうちからしっかり
自分自身と向き合って、
自分に合った環境を選択する
準備をしておいた方がいいと思います。
もう一度言います。１年はあっという間です。
自分自身としっかり向き合い、
次のステージで最高の
スタートダッシュを切るためにも
今のうちから良い準備をしていきましょう。
TAKUYA
