突然ですが、

みなさんは、

天才サッカーキッズのとあ君という子は知っていますか?

よく「ジャンクスポーツ」など、

全国放送のテレビにも出ているので

知っている方も多いと思います。



そのとあ君が所属している

「西宮SS(兵庫県)」の練習に

レガテドリブル塾のスクール生

ダイちゃん(6歳)が練習参加してきました。



その子のお父さんから

「今度県外に武者修業行くのでどこかいい所(チームやスクール)知りませんか?」

と聞かれ、

真っ先に思い浮かんだのが「西宮SS」でした。



元々とあ君のお父さんと

SNSで繋がっていたためすぐに連絡した所、

西宮SSの練習参加を快く引き受けてくれました。

とあ君のお父さん、

西宮SSのみなさんには本当に感謝です。



実はこの西宮SSは

現日本代表の堂安律選手を輩出したクラブでもあります。



とあ君もそうですが、

個人技を磨くことを大切にするクラブで、

「個の育成」に定評があります。



今回はダイちゃんのお父さんから、

西宮SSに練習参加したレポートが届いているので、

それをこのブログでも共有したいと思います。


—以下引用—

練習中の僕の感情や考え、

杉田コーチとの会話を大雑把にまとめてみます。

※人生に正解不正解がないようにサッカー感にも正解や不正解はなく、コーチそれぞれの考え方、保護者や子ども達にもそれぞれの考え方があると思うので会話したままに連ねてみます。

沖縄にいる時から

西宮ssの子ども達のリフティングがヤバいのは

ユーチューブで知っていました。

だから僕は(沖縄での)練習試合の時に

「10回出来ないと出さないよ」

という条件をつけていました。

※リフティングも回数が多ければいいのか?という議論や、日本人はリフティングの練習に執着しすぎという意見もあります。実際にヨーロピアンの練習ではリフティングは殆どしませんし。


僕にはリフティングの重要性や効果なんかはわかりません。

だから殆どリフティングをしなさい!とか、

した方がいいよ!とも言ってきませんでしたが、

郷に入れば郷に従えという考え方から

少しは出来ないとまずいな、と思い、

武者修行の前だけ

「あそこの子ども達のリフティングはヤバいから恥ずかしい思いしたくなかったら練習した方がいいぜ」

と言ってましたが、

リフティングよりドリブル好きな息子は

リフティングの練習を殆どしないまま当日を迎えました。

そして、案の定、

リフティングの練習から始まり、

生でキッズ達を見たら、

「ヤバい所にきてしまった!!場違いだ、、」と

青ざめました。

先方もタクヤコーチ、

トワくんパパを通じて多少は

「上手い子どもが来るよ」と

聞いてるでしょうから

「なんだ、、期待外れやな。まるでリフティング出来ひんやんか」

と思われているのではないかと😱

実際にコーチに

「リフティングの練習はしてないんですか?」

と聞かれて

「は、はい。ドリブルだけやってます。」

と答えるしかありませんでした。

子ども達も僕の周りに集まり、

僕は千回!僕は500回!等と言ってきて、

実際にみんなとてつもなくうまかったので、

僕も大も心の中では

「早くリフティングの練習は終わってくれ🙏🏾ドリブル練習やゲームはまだかな、、」と思ってました。

そして、

長い長いリフティング練習がようやく終わり、

ついにドリブル練習😭

大はイキイキと輝きだし、

僕はホッとし、

コーチ達は大を見る目が変わってきました。

そこでの会話。

「センスはこの中で一番ちゃいますか。だけどリフティング練習もした方がいいですよ。ボールタッチが変わってきます。そして初めは利き足だけでさせてください。ウチらも利き足だけでさせてます。堂安もトワくんも利き足だけでやらせてきました。」

「両足出来るようにならないでいいんですかね?」

「ウチの子らはJクラブからぎょーさん誘いがきてますけど誰もいきまへん。今までの経験上、Jユースに行った子どもらで大成した子はあまりいません。Jに行くと両足の練習ばかりさせられるからです。堂安は利き足だけを磨いてきました。両足が満遍なく出来てもプロにはなれたとしても、そこから上へはいけません。ベルギーのFIFAランクは低かったのにここ数年は1位になれたのはベルギーの育成方法が利き足を磨く事だからです。短所を矯正するより長所を徹底して伸ばしてあげる。日本は勉強でも全部の教科ができる方が評価されますけど、海外では何かひとつでも飛び抜けてる方が評価される場合があるそうですよ。それとおんなじちゃいますかね」

また、

「リフティングする時にはボールもパンパンにしないで空気を少し抜いて柔らかめでやってください。ボールタッチが格段に柔らかくなります。僕らのスクールの身内でマラドーナの家まで会いに行ったリフティングのプロがいるんですけど、マラドーナがリフティングの練習をする時に使うボールはみんなプカプカだったそうです。ウチの子らがリフティングが上手なのもボールの硬さまで色々とアドバイスしているからですよ。」

ドリブル編

「今は凄いアクロバッティックな足技やフェイントやドリブルが流行ってるじゃないですか?あれも練習としてはとてもいいんですけど、試合では使えないのでウチは利き足を意識させながら主に体重移動を中心としたドリブル練習をやってます」

—引用終わり—



ダイちゃんは小さい頃から

サッカーを始めていることもあって、

ボール扱いが非常に上手く、

とっさのアイデアにワクワクさせられる

才能あふれる選手です。



そんなダイちゃんは

少しだけリフティングが苦手でしたが、

今回西宮SSに参加したことによって、

周りの子たちのボールタッチの上手さに

衝撃を受けたそうです(笑)

リフティングの大切さにも気づかされたようです。



沖縄に帰ってきてからすぐに

猛特訓を開始しているとのことでした(笑)



それだけでもすごく良い経験だし、

ダイちゃんにとって今回の経験は

今後の成長に大きく影響をもたらすものになると思います。



両親の子供に良い経験をさせる環境づくり、

行動力も尊敬です。僕も見習わないといけません(笑)



レポートにも書いてたように

サッカーに正解はなく、

指導者の考え方や方針も様々です。



必ずしも全ての選手(子供たち)に

そのやり方が合っているとも限らないので、

僕は色んな指導者と関わることも

大切なことの一つだと思っています。



小中高と進むにつれて、

必ずと言っていいほど

違う指導者の下プレーすることになります。



プロサッカー選手も、

ずっと同じ監督の下でプレーすることは

ほぼないわけですから。



色んな人の考え、

指導を吸収し、

自分に合った良い部分をミックスさせることで

その選手の個性が生まれます。



僕はスクールの指導者として、

「個の育成」をテーマにかがけつつ、

色んな人からたくさんのことを学びたいと考えています。



自分の指導法と、

良いと思った考え、

方針を上手くミッスクさせるように心がけています。



何度も言いますが、

サッカーに正解はありません。



正解があれば、

チャンピオンズリーグもワールドカップも

毎年同じチームが優勝しているはずです。



有名な監督も頭を悩ませるほど

奥が深いのがサッカーというスポーツです。

色んな考えがあって当たり前です。



今回の記事で書いた西宮SSの様子も

一つの参考にしつつ、

自分に合った形で吸収してもらえたら嬉しいです。




今回練習させてくれた西宮SSのみなさんには

本当に本当に感謝です。

今度必ず兵庫まで直接お礼に行きます!



みんなが大ちゃんを可愛がってくれてた様子が伝わる☺️
みんなありがとう!



タクヤコーチ