少し前になりますが、
「欧州5大リーグドリブラー30」
というランキングが発表されていました。
このランキング、
当然、メッシかネイマールあたりが1位だと思ったのですが、
予想外に1位はベルギー代表でもあり、チェルシーで活躍する
「エデン・アザール」でした。
このランキングは、スイスのサッカーデータ分析会社が、
「1試合平均のドリブル数」と、「ドリブル成功率」を基に各付けを行なったそうです。
このデータによるアザールの1試合平均ドリブル数は6.4回、ドリブル成功率は75%です。
極端な話し、4回ドリブルで仕掛けたら3回は成功している計算です。
メッシのドリブル成功率が62%であることとも比べると、
かなり驚異的な数字だということが分かると思います。
僕が特にうまいと感じるのが、アザールの「キックフェイント」です。
相手DFが「ここで蹴られたくない」と思う場面で、絶妙なタイミングで繰り出すキックフェイント。
「ここで蹴られたくない」場面とはつまり、ゴール近くでのシュートや、クロスの場面です。
逆に、いくらキックフェイントが技術的に上手くても、
打たれても恐くない位置でキックフェイントをしてもあまり効果はありません。
「このシュートを防げなければならない」、
「このクロスは上げさせてはいけない」といった、
相手DFが本気でブロックしたいと思う場面で使うからこそ、
キックフェイントは最大限に活きてきます。
そういう意味ではキックフェイントはある意味心理戦とも言えるかもしれません。
アザールはそれが抜群にうまい。
必要であれば、二度、三度と連続してキックフェイントを繰り出し相手DFの逆をつきチャンスを作ります。
キックフェイントは簡単かつ試合でもかなり使えるテクニックの一つです。
実際に僕もキックフェイントはよく使います。
このランキングを見て、
ドリブル塾でも様々な場面のキックフェイントのトレーニングを実践していこうと思いました。
世界一のドリブラーが多用しているドリブルテクニックなので
やらない意味はないですね!
小学生のうちに身に付けておけば今後かなりの武器の一つになるでしょう。
その時子供達にイメージを持ってもらう選手は、メッシでもネイマールでもなく、
もちろんアザールです(笑)。
今年はワールドカップイヤー。
ベルギー代表として出場予定のアザールを見るのも楽しみですね^ ^