ドリブルは腕の使い方次第で

「上手さ」がかなり変わってきます。



先日行われた、

日本代表vsスペインの試合で

久保選手が「上手い腕の使い方」の

素晴らしい例を見せてくれました。



堂安選手のゴールをアシストした

久保選手のサイド突破のシーン。↓こちら

このシーンで見て欲しいのは

久保選手の「右腕の使い方」です。



自分の腕を相手の肩の後ろの方に回して

ユニフォームを引っ張りながらターンしています。



あくまで勘違いしないで欲しいのは、

ユニフォームを引っ張っていたことが

上手いと言いたいわけではありません。




審判によってはファールを取りかねない

ギリギリのプレーだったと思います。
(実際にスペインの選手は審判に抗議していましたね)



久保選手が上手かったのは、

自分の腕を「相手の肩の後ろ」に回していたこと。

↑久保選手が相手の肩の後ろに腕を回しているシーン




おそらく、このシーンは、

ユニフォームを引っ張っていなかったとしても

上手く突破出来ていたと思います。



肩の後ろあたりを押されると

そう簡単にボール保持者の

懐に入ることができません。



これは正面で向かい合った状態から

抜きにかかった場合でもそうです。



腕を使って相手の胸か肩を押すことは

自分の懐に入れないためにもかなり有効です。



ユニフォームを引っ張りすぎると

ファールを取られるリスクももちろんありますが、

少しとがった言い方をすると

「これぐらいやるのが普通」です。



久保選手の場合も、

常に激しい競り合いが強いられるリーガで

「これくらいやらないと戦えない」

というのが身に付いているのでしょう。



何がともあれ久保選手の

腕の使い方がとにかく上手かったシーンでした。



腕をこれだけ後ろに回せるのも、

久保選手の肩甲骨が

柔らかいからに他ならないでしょう。



レガテのスクールでもやっている、

リフティングの背面キャッチ
(リフティングの途中で頭上を越して蹴り上げたボールを背中の後ろでキャッチする動作)も

まさにここの部分に繋がってきます。



ネイマールを見てても

肩甲骨がとにかく柔らかい。



ドリブルが上手い選手は腕の使い方も巧みです。



子供たちも、

久保選手のこのプレーから学べることが

たくさんあると思うので、

ぜひ参考にして見てくださいね!



タクヤコーチ