ついにヨーロッパ最強を決める大会

チャンピオンズリーグが終わってしまいました。


早起きのプレッシャーから解放されて

少しホッとしてる自分もいます。

(#朝4:00キックオフって一番タイミングむずい!笑)


今大会は

決勝でパリSGを下した

バイエルンが優勝したわけですが、

決勝戦も非常に見応えがあって

まさに現代のサッカーを

象徴しているようにも感じました。


特に僕が変化を感じた部分は


・バイエルンの強度の高いサッカー(前線からのハイプレス)

・ネイマールがチームで2番目の走行距離(10km)


の2点でした。


バイエルンは常に前線からスペースを潰し

攻撃が終わった後、もしくはボールを奪われた後の

切り替えがものすごく速く、

鬼プレスで相手にパスを回すことを

許さない守備をします。


相手がボールを保持して前線に

運ぼうとしようもんなら、

レバンドフスキやミュラーといった

前線にいる選手が

全速力で戻ってでも守備をする。


この日両サイドのポジションに入った

コマンとニャブリが同じタイミングで

交代したことも、

まるで車の部品交換をするかのようでもあり、

バイエルンの選手はそれぞれの選手が

しっかり役割をこなす

完成度の高いサッカーで

頂点に立ちました。


めちゃくちゃ簡単にいうと

バイエルンの選手は

守備をしないフィールドプレーヤーが

1人もいない。

しかもそれを高強度で行います。


全員が各ポジションそれぞれの役割を果たし、

それを全員の共通認識として

ハイプレスを90分間持続させる。


かつてはポゼッションサッカーが

現代サッカーだと言われ、

それを象徴してたのが

FCバルセロナでしたが、

そのFCバルセロナですら

バイエルンのハイプレスサッカーを前に

手も足も出ず、2-8で大敗しました。


バルサの場合は、

事実上守備を免除されてる選手が

2人もいる中で

それ以外の選手の負担が

ものすごく大きかったようにも感じました。



もう一つがネイマールの守備です。


ネイマールというと

ファンタジーあふれるプレーで

観客を沸かすような個性があります。


そういった選手は攻撃に専念するために

前に残って守備をあまりしない

イメージがあると思いますが、

実はネイマールは

チームの中でもかなり走っていました。


決勝でも前線からのプレスのスタートは

ネイマールが担うシーンが多く見られ、

実際にこの日の走行距離は

マルキーニョスに続くチーム2番目でした。


つまり、

圧倒的な個を持った

攻撃でもチャンスをつくるような選手でも

しっかり守備までできることを

より一層求められています。


上手いから守備はしなくていい

点を取れればそれでいい

というのはもう通用しなくなっています。


今回のチャンピオンズリーグ決勝では

明らかにそれが表れていました。


サッカーも時代とともに

どんどん変化していきます。


今の子供たちが大人になる頃には

また違ったサッカーが見られるでしょう。


今子供たちに教えている戦術が

10年後にはまったく通用しないものに

なっているかもしれません。


僕がこれを受けて改めて感じたのは

やはり子供たちにとっては

個人技術を高めることが

とても大切だということ。


サッカーが変わっても

止める、蹴る、運ぶ

の技術は絶対に必要なわけで

変化に対応していくためには

高い技術は絶対に必要です。


今回のチャンピオンズリーグでも

やはり最後のところは

個の技術からゴールが

生まれることも多かったですし、

バイエルンは今回ハイプレスの守備が

目立っていましたが、

両サイドのコマンやニャブリが

1対1で相手を突破するところから

多くのチャンスを演出していました。


同時に上手いだけではだめ。

チームのために頑張れる

メンタリティも確実に必要です。


良い選手になりたいなら、

プロを目指すなら特にです。


指導者としていろいろ考えさせられた

チャンピオンズリーグでした。


サッカーは奥が深い、

だからこそ楽しい。


まだまだ勉強が必要です。



今週もがんばっていきましょー!!



タクヤコーチ