「見せ技」といえば、
今で言うとネイマールや
ロナウド(特にマンU時代の)が
真っ先に思い浮かぶと思いますが、
かつてはロナウジーニョや、
ジダンも多彩で派手なテクニックを
よく魅せてくれていました。
派手なテクニックや、
パフォーマンス的なプレーはいらない、
そう思う人もいるかもしれませんが、
今日は「見せ技」にも
メリットがあるということを
簡単にまとめてみたいと思います。
まず、結論から先に言うと、
「ないよりはあった方が絶対にいい」です。
全ての選手に必要とまでは言わないまでも、
特にオフェンスの選手は
こういう派手な見せ技も持っておくと、
自分のプレーのリズムをつくれたり、
試合を楽しむテンションに
もっていくことが出来ます。
自分の気分が乗ってこれば
いつも通りのプレーが出来たり、
余裕が生まれてきます。
そういう考え方をできる選手や、
指導者は意外と少ないように感じます。
例えば、
ネイマールが足を後ろにクロスさせて
浮き球を止める「ネイマールトラップ」。
※↑試合中のプレーですw
これって別に
試合中にやらなくてもいいんです。
普通にインサイドでトラップする方が絶対簡単だし、
ミスに繋がるリスクも減ります。
それでもネイマールはこの
「見せ技」を試合で使う。
それはなぜか?
こうしたプレーを相手選手や
観客に見せつけることで、
自分のテンションを上げて
よりいいリズムでプレーが
できるようになるからです。
会場を盛り上げれば、
観客を味方にすることも
できるかもしれません。
さらには、
相手選手をイライラさせて
リズムを崩させることも
できるかもしれません。
(削られるリスクも増えますがw)
選手にとっては、
試合の中での最初の
「ファーストプレー」って本当大事です。
最初のプレーが上手くいけば、
その日の試合は乗れるし、
最初から失敗が続くと
その試合はもしかしたら
不調で終わるかもしれません。
選手にとっては、
このように「見せ技」じゃなくても、
自分のスタイルを試合の
最初の方に出しておくのは、
ゲームへの入りがよくなる
キッカケになります。
よく海外の選手が派手な技、
見せ技をウォーミングアップなどで
やっていますが、
あれも自分をその日の試合に
乗せるために有効です。
普段からあんな感じで
ボールで遊んでると、
試合中にとっさに
出てくることだってあります。
それがスーパープレーに
つながることも少なくありません。
ネイマールがあれだけ
「見せ技」を試合でも出来るのは、
それだけネイマールが
普段からボールで遊んできたからです。
技術は身体で覚えるのが一番です。
例え、
試合で使う回数が少ない技術だとしても、
出来るようになったら
サッカーはさらに楽しくなります。
ぜひ、「見せ技」にも
そういうメリットもあるんだと、
自信を持って、思うままに
サッカーを楽しんでいきましょう!
タクヤコーチ