動画→ https://youtu.be/w75UvsiiH48
この言葉は僕の座右の銘でもあり、
同時に子供達にも伝えていきたい信念です。
先日あるスクール生のお父さんから、
「失敗することを恐がっている」というご相談を頂きました。
僕もその子が、1対1のトレーニングのとき等、前ほどプレーに積極性がなくなっていることが気になっていました。
そしてスクール後にその子と少し2人でお話しさせて頂くことに。
僕「サッカー楽しい??」
子「うん、サッカーは楽しいよ」
僕「じゃあ、1対1とか、相手にドリブル仕掛けたり、チャレンジすることは楽しい?」
子「・・・」
僕「失敗するのがこわい??」
子「・・・うん。」
僕「どうして??」
子「ボールを取られたりしたら嫌だし、恥ずかしいから」
僕「そうだよね。ボール取られるのって嫌だし、悔しいよね。コーチも嫌だよ。でも、本田とか香川とかメッシとかネイマールってボール取られないかな?完璧?」
子「ううん」
僕「そうだよね。プロでもボール取られたり、ミスだってしてるよね?しかもあんな大勢の人が見ている前で。
でもうまいって思うよね?なんでうまいと思う?」
子「たくさん練習したから?」
僕「そう。たくさん練習してきたからだね。それと一番は、たくさん失敗してきたからだとコーチは思うなぁ。」
子「そうなの!?」
僕「だって、チャレンジしていないのに、成功するか失敗するかって分かる?そんなのチャレンジした人にしか分からないよね?それでたくさんチャレンジした人はたくさん失敗もしていて、こうやったら失敗するなとか、次こうやればうまくいくんじゃないかって「失敗」っていう経験を通してみんな学んでいる。それが成功につながっているんだよ」
子「・・・うん。」
僕「最初からなんでもうまくできる人はいないよ?プロでもチャレンジしてたくさん失敗して学んでるんだから。だったらまだ小学生の〇〇〇はチャンスだよね?だってまだまだ失敗できる時間もあるんだし、まだまだうまくなれるってことじゃん。それを失敗するのが嫌だからって、次成功するためのチャンスにチャレンジしないのってもったいなくない?」
子「うん!」
僕「失敗することは何も恥ずかしいことじゃないよ。失敗しないようにって何もしないことの方が恥ずかしいと思うなぁ」
子「うん!じゃあやってみる!」
ちょっと話は省略してますが、その子はこのように失敗に対しての恐れを抱いていました。
チームの監督やコーチが失敗に対して激怒し、子供が萎縮してしまうような失敗への恐れは論外ですが、
その子の場合は「恥ずかしいから」。
これに対しては、その子の「失敗に対しての考え方」を改めさせてあげることが必要だと思います。
数週間後、
僕「どう?調子は?」
子「うん!いいよ!前クリロナターン試合で成功したよ!」
僕「おお!すごいじゃん!チャレンジしたの?」
子「うん!した!」
僕「もう失敗こわくない?」
子「うん!もう大丈夫!」
成功するために、失敗することは必要不可欠です。
タイトルの言葉はホンダの創業者である、本田宗一郎氏が残した言葉であり、
彼は、「成功は、99パーセントの失敗に与えられた1%だ」とおっしゃっております。
そして失敗はなるべく早いうちにたくさんした方がいい。
そのためには、大人の子供に対しての声かけ、環境づくりが最も大切だと改めて感じました。
僕もまだまだ子供へのそいいったアプローチが足りないと反省するきっかけになったと同時に、
僕自身今回の【失敗】を通した経験を踏まえ、次成功するためにまたチャレンジしていこうと思いました。