僕が今、小学生に参考にしてほしい
ドリブルがうまい選手をあげるとすれば、
迷うことなく「イスコ」の名前を挙げます。
レアル・マドリード所属で、スペイン代表でもある若き至宝に対し、
あのジダンも、
「イスコは技術面でかなり私に似たプレーをする」
と、イスコの才能に絶賛する程です。
あくまでこれは僕の主観ですが、
イスコの「ボールキープのドリブル」は世界一だと思っています。
密集地でもボールを失わないドリブル、
うまく相手に体を預けながら反転する身のこなし、
相手が足を出すギリギリで繰り出す絶妙なターン
「なんでそこで取られないの!?」と、
思わず嫉妬してしまうほどです(笑)
僕がイスコのドリブルの中でも、
小学生に特に参考にしてほしいのが、「ターン」です。
別に難しいターンを使っているわけではなく、
①アウトのターン
②足裏を使ったターン
③クライフターン(ボールが軸足の後ろを通るターン)
イスコはこのシンプルな3つのターンをよく使っています。
おそらく小学生もこの3つのターンは、
技術的に難なく使える選手も多いかと思います。
では、このシンプルなターンでイスコの何を見てほしいのか、
それは、
・1タッチで「相手からボールを隠せる」ターン
・ターンする瞬間の「緩急」(遅→速)
・ターンした後の「2タッチ目」
この3つです。
イスコのターンを見てみると、
無駄なタッチがないことに気付きます。
1タッチで相手とボールの間に自分の身体を入れられるから、
相手からうまくボールを隠せています。
そしてギリギリまで相手にターンをすることを感じさせない緩急。
身体に力が入っていない状態から、一瞬でターンするため、
相手は不意を突かれます。
このターンを行なった後の「2タッチ目」の技術。
相手との距離を離す、
または、相手の足が届かない位置にボールを運ぶ「2タッチ目」。
この3つが抜群に上手いです。
最近行われたチャンピオンズリーグの「レアルVSパリサンジェルマン」の試合を見て、
さっそくドリブル塾でも、イスコのターンを意識したトレーニングを行いました。
動画はこちら→ https://youtu.be/MLzr34BFsqs
・アウトのターン
・Vターン
ぜひ実践で使えるように覚えてもらいたいターンです。
もちろんイスコのターンは簡単に出来るものではないと思いますが、
ちょっとしたコツや感覚を掴めれば、確実に今後に活きてくることでしょう。
そして、イスコのプレーを見ているとまるで、
「遊んでいるように」プレーをします。
僕はスクールの最後にゲームを行いますが、
ゲームではイスコのように自由に遊んでほしいと思っています。
特にガチガチな戦術的な指示はせず、
ゲームはとにかく楽しむ、遊ぶ。
イスコのような自由な発想、自由な表現が出来るように、
小学生年代の子供達にはストリートサッカー的な場も作っていけたらと思います。